ドラムセット 各部位の名称と解説
「ドラムセットとは、どういうもの?」自由に楽器を組み合わせることができるドラムセットは何を基準にそう呼ばれているのでしょうか?
基本的な考え方から、各部の名称、ドラムセットの種類をこちらでは解説させていただきます。
1. ドラムセットとは
ドラムセットとは、ドラムやシンバルなどを1人で演奏できるよう奏法やセッティングを工夫したものです。
ピアノやギターなどの他の楽器は楽器自体の名称ですが、ドラムは様々な楽器を1人で演奏するという概念として「ドラムセット」と呼ばれています。
2. ドラムセットの名称
今回紹介するドラムセットは、下記の構成になっています。
【ドラム類】
① スネア・ドラム
② ハイ・タム
③ ロー・タム
④ フロア・タム
⑤ バス・ドラム
【シンバル類】
⑥ ハイハット・シンバル
⑦ クラッシュ・シンバル
⑧ ライド・シンバル
2 - 1. ドラム類の各部名称
まずは、ドラム(太鼓)類から紹介させていただきます。
① スネア・ドラム
裏面にスナッピーと呼ばれる響き線が付いていて、叩くと個性的な音色を出します。省略してスネアとも呼びます。
② ハイ・タム
タムを2つセッティングした場合に、音程の高いタムをハイ・タムと呼びます。タムタム、タム、トムトムとも呼びます。
③ ロー・タム
タムを2つセッティングした場合に、音程の低いタムをロー・タムと呼びます。タムタム、タム、トムトムとも呼びます。
④ フロア・タム
床に置かれるタムをフロア・タムと呼びます。省略してフロアとも呼びます。
⑤ バス・ドラム
足を使って演奏する大きな太鼓をバス・ドラムと呼びます。バスドラ、キック、ベードラとも呼びます。
2 - 2. シンバル類の各部名称
⑥ ハイハット・シンバル
2枚のシンバルが重なっているシンバルをまとめて、ハイハット・シンバルと呼びます。シンバルの下には足で2枚のシンバルの重なり具合を調節することができるペダルが付いています。
ハイハット、ハットとも呼びます。
⑦ クラッシュ・シンバル
名前の通り大きく鳴らしてアクセントにしたり、曲の展開でよく使われるシンバルです。クラッシュ、サイド・シンバルとも呼びます。
⑧ ライド・シンバル
主にハイハットのようにリズムを刻むために使われたり、クラッシュのように激しく鳴らす際に使われるシンバルです。
ライド、トップ・シンバルとも呼びます。
2 - 3. その他の各部名称
フットペダル
足でバス・ドラムを鳴らすために使われるのが、フットペダルです。ペダル、キックペダルとも呼びます。
スローン
演奏者が座る椅子をスローンと呼びます。
スティック
ドラムを演奏する際に使う棒をスティックと呼びます。
3. ドラムセットの種類
ドラムセットは大きく分けてアコースティックドラムと電子ドラムの2つに分けられます。
アコースティックドラム
このページで紹介しているドラムがアコースティックドラムで、叩くことで直接太鼓やシンバルの音がなります。ドラム、生ドラムとも呼びます。
電子ドラム
電子ドラムはパッドを叩くことで電気信号が送られ、音源に収録されているドラムの音を鳴らします。エレドラ、電ドラとも呼びます。
4. まとめ
今回はドラムの名称やドラムの種類について解説させていただきました。
ドラムという楽器は、本当に奥深いのでそれぞれの詳しい内容についても今後更新させていただきます。